忍者ブログ

中原中也の詩から考えたこと

たまたま、中原中也をテレビでやってたので録画しておきました。
彼を全然知らなかったわけじゃないつもりでしたが、
今、全然知らなかったことにようやく気付いた感じです。


はっと思ったのは、
彼のこのことば。
「愛するものが死んだ時には、
 自殺しなけあなりません。
 愛するものが死んだ時には、
 それより他に、方法がない。」
だよね、だよね。
私も父が死んだとき、そう思っていました。
だって、それ以外に、
父に会えそうな方法って、ないじゃん!?

私も、ばかみたいに、
空を見上げて、空の向こうに行ったら会えるのかとか、
山の向こうにいるんだったら今すぐ飛んでいくのにとか、
いろいろ考えたけど、
間抜けだった。
ただ、死ぬしかないんだった。

でも、それを言葉で言ったら
何かがはじけてしまいそうで言えなかったし、
言ったところで、
聞いた人は困惑するだけで、
かえって何かが破たんしてしまいそうでした。
中也は、作品の中でズバリ言ったんですね。
言うしかないのが彼の性でもありましょう。
息子の文也が死んだとき、
文也と過ごしたあのこと、そのことを
思い出し、
すべてについて、「かなしからずや」と。
楽しかったあの思い出の時、
少なくともあのときは、
家族で楽しかったはずなのに、
文也が死んでしまった今、
すべてが「悲しからずや」。


私の場合、父の一生は64年で、
64年間、ずっと自殺し続けていたわけじゃないのに、
何を思っても、悲しからずや、となってしまってた。
理屈じゃなく、心の中の事実になっている。
で、
頭がおかしくなりました。
精神を病みました。
あはは~と笑いたくなりました。
これは私の経験だけど、
でも、実はすべて、中也がすでに経験したこと。
で、作品にめちゃくちゃリアルに
表現してくれていること。
父が死んだ当初、
この中也に深く出会っていたら、
私は少しは救われていたかもしれません。
だって、誰にも理解されない気がして、
私はクリスチャンなのに、
お寺のお墓が身近に感じられていたからね。
救いのない、暗い、カサカサに乾いた
寺の墓に惹かれるわけね。
私の場合、
精神を病もうとも、
現代には薬があって、
あれこれ飲まされて、今生きていますけどね。
中也は、「文也がいた東京には戻りたくない」と言って
引っ越したそうですが、
その気持ちは私も同じです。
実家に帰省することは私にとって苦痛です。
父がいない実家に帰ることは、
私の心臓を剣山の上に乗せてぶるぶるふるわせるようなことだったから。
母は、「お父さんが遺したこの家を、
自分が生きているうちは、守るんだ!」
といって、それが母の強固な生きがいになってるんだけど、
私にはその感覚がわからなかったりするんだよな・・・


ちょっとは父の死を乗り越えたかも?と思っている
私の戯言でした。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へ
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

無題

この記事を読んで すぐコメントすることが出来ませんでした。
気持ちを文字にすることがとても難しくて。
来ては読み、来て読みをしていました。

> ちょっとは父の死を乗り越えたかも?
と 感じました。
  • ひっそり
  • 2017/02/11(Sat)17:38:30
  • 編集

Re:無題

>この記事を読んで すぐコメントすることが出来ませんでした。

なんだか悩ませてしまいましたよね・・・

私はその時に感じたことを
ここで適当に発信して、というか吐き出して、
それで何かを一応整理して
また明日生きていこうかな、という人間なので、
読む方にとっては何がなんだかわかんないのかもです。

読んで下さるだけで十分ですし、
適当にスルーしてくださいまし。

いつもほんとに、ありがとうございます。
  • 2017/02/12 21:12

無題

> なんだか悩ませてしまいましたよね・・・
大丈夫です 悩んでないですよ~。
難しくて分からないこともあるけれど、コロッケさんが吐き出す言葉を読むのが好きです。

私は時々トラブルを起こしてしまうので(汗)、最近は受信機のスイッチをオフにし、自分の気持ちを文字にすることを避けるようになりました。
でもこちらにうかがいコロッケさんの記事を読むと、
「ひっそりさんよ、悩んだり考えたりしても良いんでない?」と思えます。
中也、教えてくださってありがとうございます。
中也の詩も素晴らしいけれど、
私には中也の詩を読んで書かれたコロッケさんの気持ちのほうが心に深く響きました。
  • ひっそり
  • 2017/02/13(Mon)08:49:02
  • 編集

Re:無題

>最近は受信機のスイッチをオフにし、自分の気持ちを文字にすることを避けるようになりました。

私は、読む人の迷惑も考えず、
がんがん書いちゃうのかも。

>「ひっそりさんよ、悩んだり考えたりしても良いんでない?」と思えます。

うん。
私、なにかをここでつぶやきながら、
どっかで、ひっそりさんに、「ねぇ、どう思います?」って
語りかけているのかもしれないです。

>私には中也の詩を読んで書かれたコロッケさんの気持ちのほうが心に深く響きました。

はは。
ありがとうございます☆
でも、中也の詩は本当にすごいですよ。
一言ぽ~んと言葉が投げかけられただけで、
心がぶるぶる震えてしまうんだもん。
  • 2017/02/13 22:18

プロフィール

HN:
コロッケ
性別:
女性
趣味:
サイクリングと庭いじり
自己紹介:
去年、庭を造り始めました。
ほとんど初めてのことで、思考錯誤が続いています。
自転車の楽しみに目覚め、自転車で通勤しています。
こちらにも自己紹介を書いてみました。
にほんブログ村 園芸初心者

にほんブログ村 躁うつ病(双極性障害)





フリーエリア

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/6ysqx882dt5o

ブログ内検索

カレンダー

01 2018/02 03
S M T W T F S
1 2 3
5 6 7 8 9 10
11 13 14 15 16
18 20 21 22 23 24
25 26 27 28